競馬新聞の読み方 初めての競馬新聞編

初めて競馬場に行って、競馬新聞を買ったはいいものの、読み方が分からないという方は多いと思います。
なぜなら、競馬新聞には皆が知っているという前提で書かれている「暗黙の了解」が存在するからです。

このページでは、競馬新聞を読む上での最低限の基礎知識を解説しますので、これから競馬場へ行くという方には是非読んでいただきたいと思っています。

紙面提供:競馬ホープ

こちらが実際の紙面となります。拡大してまず一読してみてください。読み方が分からない点が多々あると思います。
そこで、必要なポイントに絞って解説いたしますので、以下を覚えてから競馬場へ行きましょう!


見るべきポイント① 予想印



予想新聞にはこの様に、◎、◯、▲、△、印なし、というように、予想家の予想が書かれています。通常はコレを参考に予想を行います。

印の強さですが今のところは、◎>◯>▲>△>印なし の順で評価が高いと捉えてもらうだけで構いません。
また、◎、◯、▲はそれぞれ一頭ずつ、△は一頭に限らず、複数頭に付けられます。

つまり、ここではトウショウバラードが一番期待されており、二番目の期待はケージーアメリカン、三番目はテルバイクといった所でしょうか。

(補足)印の意味。
◎…本命。最も一着の可能性がある馬。
◯…対抗。本命に次いで一着の可能性のある馬。
▲…穴単。展開次第で一着になる可能性のある馬。
△…連下。一着になる可能性は低いが、二着または三着になる可能性が高い馬。
印なし…それ以外。期待はされていない。

見るべきポイント② 脚質




馬の特徴によって、レースの運び方は変わります。スタート直後に先頭に立ち、そのままゴールするケースや、スタート後は後方で、ゴール間近で追込みをかけるケースなど様々です。それをグループ化したのが「脚質」と呼ばれるものです。この紙面では、予想印の上に記されています。

逃げ…スタート直後から先頭に立ち、そのままゴールする脚質。
先行…スタート後は逃げ馬の後ろの先頭集団に位置し、ゴール直前でトップにに立とうとする脚質。
差し…スタート後は先行馬の後ろで、全体の中盤あたりに位置し、ゴール直前でトップにに立とうとする脚質。
追込…スタート後は差し馬の後ろで、全体の終盤あたりに位置し、ゴール直前でトップにに立とうとする脚質。
自在…その場の状況に合わせて柔軟な対応ができる脚質

ちなみに金沢競馬場では、逃げ馬または先行馬が有利と言われています。


見るべきポイント③ 過去の着順





画像のように、前走4レースは馬の成績が詳しく書かれています。
右上の②と書かれている部分が、そのレースでの成績となり、この画像から見ると、ケージーアメリカンが前のレースは二着だった、という風に見られます。
現在のところは、過去のレースで1着、2着が続いている馬は調子がよく、期待できると考えてもらって構いません。



この画像では、この馬の全成績を示すのですが、全成績「14 15 3 31」と書いてあり意味がよく分かりませんよね。
実は、14は一着の回数、15は二着の回数、3は三着の回数、31は四着以下の回数となります。四着より下は馬券に関係しないので、まとめて扱われています。
競馬新聞で、数字が4つ続いているのを見つけたら、すべてこの様に見てもらえば問題ありません。


見るべきポイント④ タイム



太字で「1513」と書かれていますが、これは走破タイムです。また競馬新聞ではタイムのことを「時計」と呼んだりします。
また、これはタイムが1分51秒3であることを指します。

補足事項
・「F」って何?
ハロン(Furlong)という距離の単位で、1ハロンは約200メートルとなります。
ゆえに「上がり3F時計」と言われれば、ゴール手前の600mタイム、という意味になります。


とりあえずこれだけ知っていれば最低限の予想は出来ます。
まだまだ新聞にはよく分からない部分はあるとは思いますが、それに関しては追って解説いたします。


なお、この記事の制作には、競馬ホープ様の全面的な協力を頂きました。
この場を借りてお礼申し上げます。

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